はじめての単著が出ます。
『文豪たちの友情』(立東舎)4月13日発売予定。
【特別連載】石井千湖『文豪たちの友情』アーカイブ - コラム
で立ち読みできます。
どうぞよろしくお願いいたします。
はじめての単著が出ます。
『文豪たちの友情』(立東舎)4月13日発売予定。
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佐藤春夫の研究者である河野龍也さんの講座で見せていただいた『美の世界』の初版限定版の装幀にひとめぼれ。ところが、限定版と間違えて普通の初版を買ってしまったのです。
しかもオレンジの布の表紙は、シミだらけで汚い。ただ、中身はすごくきれいだから、このままにしておくのはもったいないなと思いました。
で、空想製本屋さんにお願いして、仕立て直してもらったのがこれ。
青とオレンジのグラデーションの装飾紙は、佐藤春夫の「夕づつを見て」をイメージ。
こんな詩です。
きよく
かがやかに
たかく
ただひとりに
なんぢ
星のごとく。
「夕づつ」は宵の明星。箔押しで表現した小さな星がよーく見ると見えます。
すごく贅沢ですが、好きな本だし、より大切にしたくなりました。
一度、手製本の教室に行きましたが、手先が不器用なわたしは紙をまっすぐに切ることすらままならなかった憶えがあります。
空想製本屋さんのお仕事は細部まで美しくて、プロの技に感動! 当然、たくさんの注文を受けていらっしゃるみたいですが、また機会があればお願いしたいです。
気がついたら6月も終わりそうで驚いています。
仕事の合間の息抜き。
「ミッドナイトブルー」という名前のインクで、芥川の詩を。
暑い週末でしたね。
タイトルだけでも涼しく。