「SPUR」12月号に「あなたのベッドサイドテーブルブックは何ですか?」というミニ特集があった。山崎まどかさん監修で、いろんな著名人が眠る前に読む本を紹介している。ジャンルは見事にバラバラ。薦め方も押しつけがましくない。「自分が寝るときの気分に合うものを自由に選べばいいんだ」と思える。
わたしは布団で寝ていて、素敵なテーブルもないんだけれども、自分だったらこんな本を読みたい。
『コーネルの箱』
「箱の芸術家」ジョゼフ・コーネルの作品と、詩人の言葉。どちらも美しい。
『完本 酔郷譚』
現実と夢、今と昔、生と死の境を溶かしてしまう魔酒と、妖しい美女たち。
『漱石書簡集』
内田百閒もいい。昔の人の日記とか手紙。
「SPUR」は次の号がもう出ちゃったけど、Kindleで読めます。